今年も残すところ一カ月を切った。
とはいっても試し出勤中ということもあって忙しくないせいか、師走だ、年末だという感じがまったくしない。
去年の8月末からお休みすること1年弱、自宅療養(という名の引きこもり)をしてたので、当然といえば当然なのだけれど季節感がスコーンと抜けている。

長いこと引きこもってたんだから仕方ないですよ

やっぱりそうだよね

どこかに出掛けては?

自然がいっぱいなところとか?

そうですね、紅葉は…あぁ、もう終わりましたよね、残念だな

ふふふ

?

実は同期と行ってきたよ!

なんと!
日帰り女子旅・紅葉狩♪
実は先月の21日に同僚と紅葉の名所、耶馬渓へ行ってきた。
田舎なので近所に紅葉している木々はたくさんあるでしょ?
紅葉なんてわざわざ見に行ってどうするの?
…なんて言われそうだが耶馬渓の紅葉は他とは一線を画す。
狭い範囲にいくつも名所があるためか、毎年、この時期になるとどこの名所も観光客で溢れかえっている。

それでユカ氏はどちらへ行かれたのですか?

今回は羅漢寺と一目八景に行ったよー
今回訪れた耶馬渓の名所
羅漢寺
羅漢寺は大分県中津市本耶馬渓町にあるお寺。
地元では有名なお寺なので名前は知ってたけど、行ったのは初めて。
荒々しい岩山、羅漢山の中腹に位置する羅漢寺は、大化元年(645)にインドの僧、法道仙人が、この岩山の洞窟で修行したことから開基された寺、日本三大五百羅漢の一つです。
境内には無漏窟(五百羅漢窟)があり、無漏窟には様々な表情をした五百羅漢などが安置されています。本寺は昭和18年に火災で焼失、現在の本堂は昭和44年に再建されました。
羅漢寺の石仏群が平成26年3月18日に開かれた国の文化審議会において、国の重要文化財に指定するよう答申され、同年8月21日に指定されました。

山の中腹まで良く登れましたね

リフトがあるから余裕、余裕♪
行きも帰りもリフトでラクラク
そう、羅漢寺は本堂が山の中腹にある…所謂、山寺。
本来なら参拝するだけで大変なのだが、実は麓からリフト(スキー場で見かけるあのリフト!)が出ているので足腰に自信がない人でも大丈夫。
リフトが山門近くまで運んでくれる。

で、いくらなんですか?
リフトの料金は、
- 中腹・山門まで(片道)600円
- 中腹・山門まで(往復)800円
- 山頂・展望台まで(往復)1000円
の3種類。
参拝したいなら山門まで、景色を楽しみたいなら展望台までのチケットを買おう。

歩いて登ることを考えたら安いと思うわ
山門~本堂は写真NG!
山門から本堂に続く道も綺麗に整備されているので、特に足を取られることなく本堂まで辿りつけた。
まずは参拝を…と思ったのだが、眼下の景色に目を奪われた。
澄み切った青空、紅葉した木々、木々の合間から見える田畑のコントラストが美しい。
何処にでもあるような里山の景色なのだが、それらが絶妙にマッチしていて絶景だ。
若い子ならインスタ映えしそう…とでもいうのかな?

ユカ氏、写真をうp!

・・・

え?なんですか?この沈黙は…
残念ながら写真はない。
というのも、このお寺、山門~本堂周辺は写真撮影が禁止されている。
市のホームページにも、「本堂前と山門前における人物の写った記念撮影は可」だが、それ以外は撮影禁止と明記されている。
まぁ、リフト乗り場から山門へと続く道にも
「ここから先、写真撮影禁止!」
と書かれた看板が立てられているので何も知らずに行っても見れば分かる。
…はずなのだが、スマホを片手にパシャパシャ撮る人多数。
なかには少しでも良い写真を撮りたいのか、柵に身を乗り出している人までいた。
あまりにも堂々と写真を撮るものだからお坊さんから注意される場面も…。
撮りたくなる気持ちは分かるが、神聖な場所なので見て楽しむだけにとどめておこう。

紅葉狩りに来て写真NGは辛いですね

本来は参拝をするところやし仕方ないよ

展望台まで行くしかないのかな?

それもいいけど、写真撮るなら一目八景がオススメだね
一目八景
耶馬渓の名所の中でも一番の名所。
地元の人で知らない人はおそらくいないんじゃないか?と思われるほど有名なスポットだ。
若葉もみじの新緑から錦もみじの紅葉期まで、一年中鮮やかな景観を見せてくれる深耶馬溪の中心地にあります。
群猿山、鳶ノ巣山、嘯猿山、夫婦岩、雄鹿長尾の峰、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺などの周囲の岩峰群が、一目で八景を一望できることから名づけられた深耶馬溪の代表的な景勝地です。
蕎麦屋や旅館、温泉施設などの中心に位置する一目八景展望台から、景色を堪能出来ます。
さらに、川向こうには遊歩道もあり、展望台からの眺めとはまた違った一目八景を満喫来ます。
春から夏にかけて色鮮やかな新緑を見せてくれますが、例年10月の下旬から11月の中旬にかけて紅葉が見頃を迎えます。
撮影スポット多数!
展望台、川沿いの遊歩道…と撮影スポットに事欠かない。
シャッターチャンスが至る所に転がっているので、歩きながら見た風景を撮るのも面白い。
駐車場・施設も充実!
一目八景は耶馬渓の中でもガチで山奥、キングオブ山奥にある名所なのだが、広い駐車場と周辺施設が充実しているから観光客が多い。
観光バスが停まれるよう大型車用のスペースまである。

え、そんなに?

施設も充実してるツアー客も多いね
駐車場に併設されている公衆トイレがものすごく綺麗。
利用者が多い時期にも関わらず、トイレットペーパーも切らさず、清掃が行き届いているところをみると正直すごいなぁと思った。

トイレが綺麗だと気持ちが良いですよね

便器の数が多いから長いこと順番待ちせんでええのもいいわ!

男子トイレの便器も多いんでしょうか?

知らんがな
さすがに男子トイレは分からない…が、多目的トイレも完備されていたし、トイレに関しては困ることはなさそうだ。

市のホームページによるとトイレ以外も充実しているようですね

おうよ
蕎麦やヤマメを食べられる食事処、干しシイタケをはじめ地元の農産物を売っているお土産店まである。

いやはや、山の中にあるとは思えないほどの充実度

人が集まるところには集まる理由があるんだよね、うん
一つだけ難点があるとすれば歩道がないこと。
往来する人でごった返しているときは、どうしても車道にはみ出してしまう。
交通事故に遭わないよう注意が必要だ。

車には気を付けましょうね

はーい♪

幼稚園かな?

…ぐぬぬ
おわりに
GOTOトラベルのおかげで今年も大反響…と思いきや、そうでもなかった。
例年はごった返す駐車場も余裕で停められたし、コロナの影響がこんな山奥まで来ているだなと。
一日でも早くコロナが終息することを願うばかりだ。