
そういえばこの前の女子会どうだったの?

ずっ友と思ってたのに話が合わなくなってた…
学生の頃はいつも一緒に遊んでいた友達でも、社会人になると少しずつ話が合わなくなってくることがあります。
私自身も何度か経験しましたが、つい最近、また同じ経験をしたので、女友達との関係について考えてみました。
ライフタイルが180度違う幼馴染と10年ぶりに再会して感じた価値観の違い、関係の変化について語ります
社会人になって友達と話が合わなくなった方
幼馴染の親から電話が掛かってくる
YOUTUBEのゲーム実況を見ながら夕飯を食べていたら、ちょうどいいところで電話が…。
誰かと思って出てみたら幼馴染のお母さんからでした。

友達のお母さんとやらはユカ氏の電話番号がよく分かりましたね

親子ぐるみの付き合いだったし、今でもたまに連絡があるのよ
最初は本当にどうでも良さそうな世間話だったので聞き流してたら、どんどん話が深刻になっていく。
30分近い長電話の内容を要約すると、友達の具合があまり良くないから会って話を聞いてほしいとのことだった。
親から電話があるなんて余程悪いのかなと心配になったので、久しぶりに友達と連絡を取って会いに行くことにした。
ちなみに友達とは10年前友達の結婚式以降会っていない。
旦那さんの両親と同居・育児が大変と風の噂(友達の母→母)で聞いていたので、友達のところへ遊びに行っていいのか迷っているうちに気が付いたら10年経っていた。

私も調子が良くないけど、さすがに気になってね

そんな連絡あったら居ても立っても居られないですよ
10年ぶりの再会
そんなわけで電車とバスに揺られて遠方の友達に会いに行ったきた。
お互い良いおばさんになっていたけど、すぐに分かった。
パッと見る限り、思っていたよりも元気そうで一安心。
立ち話も何なのでランチでも食べるか!と近くの喫茶店に入る。
久しぶりなので何から話せばよいのか分からず戸惑ったが、すぐに打ち解けて昔話に花が咲いた。
ただ話が最近のことになると少しずつ話が合わなくなる。
ライフスタイルが違う二人
話が合わなくなった原因はなんだろう?
それはお互いのライフスタイルが違うから。
【私のライフスタイル】
- 夫とも一緒に住まず別居婚
- 共働き
- 子供はいない
- 夫と義両親が険悪、義実家の敷居を跨いだことがない
【友達のライフスタイル】
- 同居婚
- 専業主婦
- 子育て中
- 夫は孝行息子、二世帯住宅を建て義両親と同居
昔は仲よく学校に通って、放課後は暗くなるまで遊んでいた友人だが、今のライフスタイルは真逆。
パラレルワールドのように違う。
当然、経験してきたことも違うから価値観も違う。
お互いの近況に話が及ぶと、なんとなく遠い存在に感じてしまう。
女の友情を語るうえで欠かせない共感が上手くできなくなっていた。
複雑な気持ちを抱えつつ談笑していたら、ふと学生時代に読んだ「対岸の彼女」という本を思い出した。
うろ覚えだが、この本の主人公は一人娘がいる専業主婦と独身女社長という真逆な人生を歩んでいる女性達。
何の接点もなかった二人だが、専業主婦が女社長の会社へパートに出たことで知り合い、お互いの生き方や価値観の違い、ちょっとした誤解から亀裂が生まれ衝突しつつも、最後はお互いの生き方について分かりかけるというストーリー。
時折、挿まれる高校時代のエピソードが主人公たちの生き方に厚みを与えており、本当にこんな人がいるのかもしれないと、どちらの主人公にも感情移入しやすかった。
読んだ当初は学生だった私も今は「対岸の彼女」の主人公と同世代になったわけだが、なるほど、あの時の主人公はこんな気持ちだったのかと、ようやく理解できた気がした。
今までも何度か同じ体験をしたはずなのだけど、今回が一番シンクロしたかもしれない。
おわりに
同じような生活を送っていた学生時代とは違い、アラサーにもなるとお互いの生き方、価値観の違いから、昔は意気投合していた友達でも今はどこか遠い存在になったように感じる。
そんなときは「対岸の彼女」を読んでみて。
アラサー女子にオススメの一冊です。