
試し出勤を始めて一か月経ったよ!

久しぶりの仕事はどうでしたか?
双極性障害で1年弱休職・試し出勤を開始して一か月経ちました。
試し出勤中の就労状況や自宅療養中にやっておけばよかったことを紹介します。
復職を目指している双極性障害の方
試し出勤を始めて1カ月
10月14日から試し出勤を開始し、早いもので1カ月経った。
前回、復職を失敗したこともあって今回もダメになるんじゃないか…と心配していたが、今のところ無遅刻・無欠席の皆勤賞。

自分で自分を褒めてあげたい

試し出勤のおかげですよね?
前回は条件を満たせず使えなかった試し出勤制度が今回は使える!
この差は本当に大きい!!

前回はいきなりハードモードだったわ

ろくに慣らしもせずフルタイムに戻ったんですよね

あの時はイケると思ったけど無謀だったのかな…
今思えば、本当に無謀でした。
慣らし期間は1週間とおかず、すぐにフルタイムに戻って…フルスロットルで駆け抜けて撃沈。
フルスロットルで駆け抜けてる最中は頭の中でラルクの”Driver’s High”が流れてたので、軽く躁状態になってたんだろうな…(遠い目)

試し出勤を使ってじわーっと復職せんとダメやね

そういえば試し出勤ってどんな制度なんですか?

話してなかったっけ?

…おそらく(き、聞き流してたとは言えない)
試し出勤とは?
仕事に慣れるためのリハビリ出勤のこと。
制度の有無も内容も勤め先によって千差万別。
新卒で入社した会社には試し出勤の制度はあってないようなものだった。
主治医や臨床心理士曰く、試し出勤制度が整っている職場のほうが珍しいようなので、使える場合は絶対使った方がいいそうだ。
幸い、今の職場には試し出勤プログラムというものがあり、計画的に勤務時間を延ばしながらフルタイムで働けるよう、3カ月間みっちりスケジュールが組まれている。
みっちりといっても、あくまでも治療の一環なので試し出勤期間中の目標は
- 始業時刻までに出勤すること
- 3カ月目はフルタイムで働くこと
- 90%以上の出勤の実態があること
の3点だけ。
出勤していても休職扱いなので現場に出ることはできず、執務室内で簡単な事務作業と雑務をしている。

休職中の治療という扱いなので通勤手当等は出ないよ

なんと・・・一刻も早く復帰してください!

早くって…試し出勤は3カ月あるんだよ!

急がば回れとはいえ通勤手当なしか…

妻の負担よりも通勤手当を重視するのか…さすが守銭奴!
開始から1カ月経過してみて
正直、意外とハード
最終的にはフルタイム出勤になるとはいえ、最初は短時間勤務。
仕事の内容も簡単な書類作成。
もともとしていた業務量・内容に比べたら大したことないと思っていた。
だが、これでも正直、結構キツイ・・・
遅刻しないように出勤すること、集中して作業をすること、職場の人との会話などなど…どれも社会人なら当たり前ということでも負担が大きいようで帰宅後は何もする気が起きない。
病状が落ち着いた(寛解)= 勤務できる状態ではないようだ。

仕事って思いのほか負荷が高いんだよ

骨折してもリハビリあるし、イキナリは無理でしょうね
…と、試し出勤は思っていたよりもハード。
余裕だろうと舐めてかかると痛い目に遭う!
休職期間が長ければ尚更だ。
1年弱休職した私が試し出勤を始めてみて一カ月、自宅療養中にしておいて良かったこと、しておけば良かったことを整理してみた。
自宅療養中にしておいて良かったこと
通勤練習
一つ目は通勤練習。
7月末から一か月以上、始業時刻に間に合うよう職場近くまで出勤練習をしていたがコレは本当に正解だった。
というのも鬱状態から回復しかかった今でも、朝は体調が悪く夕方になるにつれ回復していく日内変動がある。
そんななか、始業時刻までに出勤するのは大変だ。
勤務時間が増えることより朝、遅刻せず出勤できるかが一番の難関といっても過言ではない。
出勤するだけでも相当な負荷がかかる。
試し出勤開始前に通勤練習で体を慣らしておいてよかったと強く思う。

過去の私、ナイス!

自画自賛、乙!
デイケア
二つ目はデイケア。
私が住んでいる町はクソ田舎ということもあって近くにリワーク施設がないので、病院に附帯するデイケア施設に1カ月ほど通っていた。
プログラムはレクリエーションが主だったが、施設での過ごし方は自由、寝ている人もいれば資格の勉強する人もいる。
私も自分のPCを持ち込んでブログを書いていた。
長い間、外部との交流がないと人酔いする。
もともと社交的だった私も自宅療養中は引きこもっていたので大勢の人がいる場所にいると疲れてしまうようになっていた。
そんな状態で試し出勤を開始したら速攻ダウンしていたと思う。
試し出勤前の一カ月弱、毎日のようにデイケアに通い人慣れしておいて良かった。

今はたくさんの人がいる環境でも疲れなくなった

人酔いが解決してなによりです
もっとしておけば良かったこと
仕事関係の勉強
反対にしておけば良かったことといえば、仕事関係の勉強。
休職期間が長かったこともあって忘れている内容が多々ある。
自宅療養中は毎日が日曜日で時間はたくさんあった。
本を読んでも頭に入ってこない時期もあったが、ある程度回復したときに専門書のひとつでも読んでおけばよかった。
忘れたことが多すぎて焦ることもなかっただろうし、今よりはマシな状況だったと思う。

これから少しずつ勉強していく予定だよ

過ぎたことは仕方ありません、今後が大事です
体力づくり
もうひとつは体力づくり。
仕事関係の勉強よりもコッチのほうが大事だ。
長期療養から復帰してみて、想像以上に体力がごっそり落ちていることに驚いた。
運動もちょっとはしていたが足りなかったなと猛省。
この一カ月、帰宅後はぐったり疲れて何もする気がおきなかった。
体力がもっとあれば帰宅後疲れることもないだろうし、家事や勉強も捗るに違いない。
さらに体力をつけるため運動することだって楽勝だ。
他のステータスがどんなに良くてもHPが0ならゲームオーバー!
逆に言えば体力さえあればなんとかなる。
健全な体に健全な精神が宿るというのはガチだと思う。

体力は裏切らない!

分かっているなら歩くことから始めましょう
おわりに
試し出勤って意外とハード。
規則正しい生活と体力づくりをしっかりして、余裕があれば仕事の勉強もちょっとしておけばよかったと今更ながら反省中。
とはいえ、過ぎたことは仕方ないのでこれからボチボチ取り組みます^^