
おこづかい制は嫌だなぁ

別々に管理したら私が家計を把握できないから嫌だわ
私たちも結婚した当初はどのように家計を管理するか夫とよく揉めました。
子供もいないし別居しているので普段は独身時代の延長…といった感じなのですが結婚しているのでお金の管理は避けては通れない課題です。

他の人がどうしてるか参考にしたかったけど見つからなかった

自分達が実践している方法を紹介しましょう
別居婚をしている私たちのお金の管理法について紹介します。
別居婚中でお金の管理の仕方について揉めている夫婦
私たちのお金の管理方法
家計を「握られたくない夫」と「すべて把握したい私」で意見が真っ向から対立し、幾度となくお互いの意見をぶつけ合った結果、最終的に「W監査方式」に落ち着きました。
W監査方式とはなんぞや?
W監査方式とは「お財布は別々だけれど二人で管理しあう」というやり方です。
夫の意見の「家計を握られたくない=お財布は別々」と、私の意見の「家計をすべて把握したい=二人で管理する」を折半した方法です。
どのように監査してるの?
監査方法はとても簡単!
それぞれ自分の給与で自分の生活費を賄いますが、お互いの収支や残高について確認できるようにしています。

我が家の監査方法について具体的に説明します
私が夫にしている監査方法
私が夫にしている監査方法はとても簡単。
夫に口座番号と暗証番号を教えてもらい私が暇なときに口座残高を確認してます。
支出の細かな項目までは見てません。

残高さえ把握できればいいと思ってる

極端に増減してなければ気にしないということですね

そらそうよ。重箱の隅をつつくような女ではないからね
夫が私にしている監査方法
夫が私にしている監査方法は正直少し面倒です。
私の給料日に今月の収支を項目ごとにとりまとめて口座の写真と一緒に夫に報告するようになってます。

ここまで確認する必要あるのかって私は思ってる
夫が金の亡者的ドケチなのと私のことを浪費家と思っているので変な支出がないか細かな項目まで気になるようです。

細かな項目ですか?ザックリしてるでしょ?
ちなみに私の収支報告の様式がこちら。
毎月の給料日に以下3つの項目を記帳しています。
- 当月の収入
- 先月の給料日~当月の給料日前日までの支出
- 当月給与日の口座残高

それぞれ意味があるので各項目について説明します
当月の収入
当月の給料と臨時収入ごとに記帳し今月生活費に充てられる金額を把握する。

当月の生活費を賄えるよう収入を整理してる

使える金額を把握するって大事なことです
先月の給与日~当月の給与日前日までの支出
固定費(家賃、光熱水費、保険料、通信費)とATM引き出し額(食費や医療費、交際費)を項目ごとに記帳し、生活費が先月いくら掛ったのか把握する。

先月の支出を参考にして今月分の支払い予定を立ててるよ

先月の支出状況を整理すると節約できそうな箇所がわかりますね
当月給与日の口座残高
現在の貯金額を整理し総額を把握する。

先月より増えていたら貯金の励みになるし、減っていたら財布の紐が締まりますね

浪費家の私でも貯金への意識が高まるね
W監査方式のメリット
この方法のメリットは以下の4点です。
お金を自分の裁量で使える
おこづかい制ではないので、自分の給与は自分の好きなように使えます。
一応、監査があるので限度はありますけど、外食したり、趣味にお金をかけたり、各自の自由です。
離れて暮らしていることもあってか普段の生活は独身時代とそう変わりません。

ユカ氏は外食が多いような…

ジュン君は質素すぎて不安になる
夫婦どちらも家計を把握できる
自分の給与は自分の好きなように使えるといっても、お互いに口座を把握できるようにしてあるので、極端な使い方をしていないか把握することができます。
普段ないような大きな出費があれば、何に使ったか説明することになっています。

変な支出があれば一発でわかるね

どんぶり勘定のユカ氏でも分かるってスゴイですよ
お互いの問題が浮き彫りになる
お互いに相手の口座をチェックしているので無駄な支出が見えやすいです。
私はどんぶり勘定していたので、毎月いくら使っているのか、ざっくりとしか把握していなかったのですが、毎月、夫に収支報告をするようになって自分の無駄遣いの多さがわかりました。
ちょっと意識して節約するようになりましたし貯金できる額も増えたので夫サマサマです。
夫はと言えば、自分がいかにケチなのかわかったようですが、財布のひもが緩まるということはなく、さらにケチ道を極めようとしています。

倹約家と言ってもらいたいですね

二人の金銭感覚の違いも見える化したね
資産運用の計画を立てやすい
その他、二人でお金を管理しているので、老後に備えていくら貯金しよう、投資にいくら回すのかなど、将来に向けて資産をどのように運用していくか具体的に話し合うことができるようになりました。
宵越しの銭はもたない、THEどんぶり勘定な私にとって、将来を見据えた計画が立てられるようになったのは、すごくよかったなと思ってます。
夫はといえば、将来に向けた計画を立てることで、家庭をもったことを少し意識できるようになりましたね。
私のことを運命共同体として認識してくれたようで、うれしい限りです。

ユカ氏も貯金を意識してくれたようで何より

資産運用は私にもっと相談してほしいな

まずは株式と国債の違いを勉強してからにしてくださいね

がっ、頑張る!
W監査方式の問題点
この方法で唯一の問題は「監査が煩わしいこと」です。
毎月の収支を項目ごとにまとめて…は正直、家計簿をつけたことがない私にはすごく面倒くさくて嫌になってます。
ただ、お互いの口座をいつでも確認できるようにして…という方法だとそんなに負担ではないので確認の仕方をどうするか次第で解決できます。

少し監査条件を緩和してほしいなぁ

どんぶり勘定するからダメです
まとめ
お財布は別々だけれど、二人で管理しあうW監査方式は、家計のチェックの仕方によっては煩わしいと感じるかもしれません。
とはいえ、それぞれが自分の給与を自分の裁量で使うことができ、お互いに家計を把握していることで無駄な出費を抑えたり、将来に向けた資産運用をどうしていくか計画が立てやすいというメリットがあります。
私たちはこの方法に落ち着いて上手くいくようになりました。
「夫婦どちらが財布を握るのか?」、「別会計だから夫(妻)の貯金額や支出がわからない」などなど、夫婦間でのお金の管理について悩んだときはぜひW監査方式を試してみてくださいね。